こんにちはMSです。
DJ業界で長年支持されている「Serato DJ Pro」が、ついにSpotifyに対応しました!!
このニュースは、特にSpotifyユーザーにとって革命的な変化といえると思います。
この記事では、Serato DJ Proの基本情報から、Spotifyの設定方法まで詳しく解説します。
私は15年ほどDJを趣味でやっていて、ストリーミングでDJはBeatport Link を使用しています。
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この記事では
Serato DJ ProでApple Musicを使う方法が知りたい
どんな人が向いているか
実際に使ってみて良かったこと悪かったことが知りたい
3点を中心に紹介していきます。
Serato DJ Proとは?
Serato DJ Proは、プロフェッショナルDJ向けのソフトウェアで、世界中のクラブDJやパフォーマンスDJに広く使用されています。直感的なインターフェースと強力な機能を兼ね備え、ターンテーブリストからデジタルDJまで幅広いユーザーに支持されています。
高い安定性
Serato DJ Proは、DJソフトウェアの中でも特に安定した動作を誇ります。クラブやイベントなどの現場では、突然のクラッシュやフリーズが致命的ですが、Seratoはその信頼性の高さから多くのプロDJに選ばれています。また、定期的なアップデートでソフトウェアの改善が続けられているので急なトラブルなどに備えることができます。
スクラッチ機能
ターンテーブルDJやヒップホップDJにとって、スクラッチのしやすさは重要な要素になります。
Serato DJ Proは、レコードのような感覚でスクラッチができる「Vinyl Mode」を搭載しており、アナログレコードを扱うようなスムーズな操作ができるよう設計されています。
特にDVS(Digital Vinyl System)対応のセットアップでは、アナログとデジタルの融合を実現できます。
エフェクトの充実
Serato DJ Proには、多彩なエフェクトが搭載されており、プレイスタイルに合わせた表現が可能です。リバーブやディレイ、フィルター系エフェクトだけでなく、Serato独自の「Echo Out」や「Brake」など、DJプレイをよりクリエイティブにするツールが揃っています。また、iZotope社とのコラボによる高品質なエフェクトも利用できます。
DVS対応
Serato DJ Proは、DVS(Digital Vinyl System)に対応しており、アナログターンテーブルやCDJをコントローラーとして使用できます。
専用の「Serato Control Vinyl」や「Control CD」を使用することで、デジタル音源をアナログ感覚で操作可能になっています。これにより、クラブDJやバトルDJにとって、従来のプレイスタイルを維持しつつデジタルの利便性を取り入れることができます。
ストリーミング対応
Serato DJ ProはTIDAL、Beatport LINK、Beatsource LINK、SoundCloud Go+、Apple Musicに加えて、今回新たにSpotifyと連携しました。
これにより、膨大な楽曲ライブラリへ瞬時にアクセスできるようになり、現場での柔軟な選曲が可能になります。
ただし、ストリーミングを利用する場合はインターネット接続が必須となるため、環境によっては事前の準備が重要になります。
Serato Dj ProでSpotifyを使う方法
必要なもの
Spotifyのプレミアムアカウント(有料の加入が必要です)
https://www.spotify.com/jp/premium/
対応デバイス(Serato Ver. 3.3.5 がSpotifyに対応)
Macの場合
製造日 2017 or later
プロセッサー Intel core i5 or Apple M1/M2 or higher
メモリ 8GB or higher
容量 15GB or more of spare local disk space (SSD)
macOS: 15 Sequoia 14 Sonoma 13 Ventura
Widowsの場合
プロセッサー 6世代Intel core i5 もしくは AMD Ryzen 5 3000 series 以上
メモリ 8GB以上 容量 15GB以上
ビデオメモリ Dynamic/shared 512MB (dedicated 1GB or higher for Serato Video)
Operating System Windows:11/10
Serato DJ ProでSpotifyを使用する方法
①Serato DJ Proを起動して設定画面を開きます。
②設定画面のライブラリ・ディスプレイ設定の中にSpotifyのログイン画面が表示されます。
③ログインするとWebサイトが開きSpotifyのアイコンが表示され使えるようになります
④曲を選択しロードすると読み込み、楽曲を使用することができます。
Serato Dj ProでSpotifyを使用した感想
✔︎Spotifyで聴ける曲が全て対応している
Apple Musicで配信されている曲が全てDjとして使用できるのでメジャーな曲からマイナーな曲、ジャンルを問わずに好きなだけDJできるのはいいと思いました。
JpopやKpopなどDJではなかなか回さない曲も気軽にDJで遊ぶことができるのはいいと思いました。
✔︎SeratoがSpotifyにプレイリストを公開してる
Spotifyにserato社が作成したプレイリストがあり、追加すれば気軽にDJを始めることができます。
選曲はDJにとって醍醐味ではありますがこれから始める方などはこのプレイリストを追加すればクラブシーンで流行っている曲などを一気に把握することができます。
このプレイリストをベースに練習するなど気軽に試すことができるようになっています
✔︎オフライン再生ができない
Apple Musicを使用する場合ネットワークに繋がっている必要があります。
色々と設定を探しましたが、オフラインロッカーなどはありませんでした。
繋がっていないと全く使用することができません。
現場ではテザリングやWi-Fi環境がある場所が必須となります。
オフラインロッカーが使えるのはBeatport Linkとなります
✔︎ジャンルによっては不向きかも
私がメインで回すジャンルはTechnoやHouse 、EDMなどがメインですが、Apple MusicにはExtended Mixがあまりなく、ミックスに不利かなと思いました。
ヒップホップやポップスをメインで回す方は結構あるので支障なく使えると思います。
✔︎録音機能が使えない
ストリーミングサービスなため、DJのMixを録音することができません。
ですが、以前紹介した記事の通りにやれば録音は可能となっています。
こちらに関しては別記事でまとめています。
録音する方法!!!
✔︎STEMが使用できない
Spotifyの場合STEMが権利の関係で使用することができません。
私はほとんど使いませんが、アカペラやドラムの音だけを使用してDJのアクセントとして使用するのは難しいようです。。。
✔︎音質は320Kbpsでなかなかの音質
Spotifyの音質は最大で320kbpsになります。
128Kbpsだったら嫌だなと思っていましたが、ある程度の音質は担保されていました。
どんな人が向いているか
これからDJを始めようとしている方
DjayはiPhoneからPCまでさまざまなデバイスで使用することができるので気軽に始めることができます。
DJは曲を大量に持っていないとできないのが常識でしたがその常識を覆すサービスとなっているのでハードルが大きく下がると思います。
実際にDJをやっている人
DJで曲を購入する前に実際にSpotifyでDJをし気に入った曲を購入することができるようになります。
いままでは試聴して購入するか見送るか決めていましたが、このサービスを利用することで買おうと思っている曲の使い勝手などを事前に知ることができるので買って失敗したということがなくなるかと思います。
おすすめのDJコントローラー
本格的に趣味として始めようとしている方はコントローラーが必要になってくると思います。
Seratoに合うコントローラーを紹介していきます。
NUMARK ( ヌマーク ) / MIXTRACK PLATINUM FX
高解像度ディスプレイを搭載した大型6インチタッチ・ジョグホイール、各デッキ8個のパフォーマンスパッド、専用ソフトウェアFXセクションなど、快適なDJプレイに必要な機能を搭載しています。ホームパーティーや小規模なイベント、自宅での練習などに対応しうる機能を多数搭載し、DJスキルを磨きたい方や自分なりのスタイルを作り上げたい方におすすめです。
フェーダーが長く設計指定あるので、四つ打ち系のDJはおすすめです。
こちらのコントローラーはSerato DJ やRekordBoxなどにも対応しているので本格ソフトに移行するのもスムーズに行うことができます。
録音する方法!!!
最後に
DJは曲をたくさん買わなければいけなかったり、DJの機材を買わなければいけなく、ハードルが高い趣味でしたが、今回SeratoでSpotifyが使用できることになったことでDJに興味がある方でも気軽に始められるようになりました。
気になっている方はSeratoのアプリは有料ですがトライアル期間があるので興味がある方はぜひ始めてみてください!!